供養に関すること

夫と同じ墓に入らなくていい方法

人生の終わりは誰にでも訪れるものです。少子高齢化による「多死社会」を迎える中、弔いのあり方も多様化しています。

夫婦で同じお墓に入らなくてもいいんです

夫婦が同じお墓に入るかどうかに決まりはないということを知っていますか?夫婦であれば同じお墓に入るものと考えるのが一般的ではありますが、最近では「夫婦が同じお墓である必要はない」と考える女性も多くなってきたようです。では、どのような方法があるのでしょうか?

お墓を共有しない方法

①それぞれの実家のお墓に入る
②自分だけのお墓を建てる
③永代供養墓に入る
④散骨する
⑤自治体や高齢者施設、市民団体などが運営する共同墓に入る

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①自分の実家の墓に入る

ご自身がどこのお墓に入るかは自由です。一般的には、祭祀(さいし)継承者からみて、「6親等以内の親族、配偶者、3親等以内の姻族」のお墓に遺骨を安置することができます。ご実家のお墓の祭祀継承者を確認して、祭祀継承者の許可を得ることができればご実家のお墓に入ることが可能ということになります。

「結婚した娘は名字が違うので、実家のお墓には入れない」と思っている人は多いのですが、墓石に刻まれた家名と、納骨される人の名字が同じかどうかには関係がないため、親からみると娘は1親等ですので、何の問題もありません。

最近では、墓石に家名ではなく、「愛」「静かに」「偲」などの文字を刻むケースが増えているのも現状です。こうした墓石のお墓であれば、納骨される人同士の名字が同じか違うかは、あまり気にならないかもしれませんね。

逆の場合も同様で、夫が妻の実家のお墓に夫婦で入ることも可能なんです。夫は妻の実家からみれば姻族になるので、祭祀継承者からみて3親等以内であれば問題ないということです。

②自分だけのお墓を建てる

実家にお墓があって埋葬することに問題がない方なら夫婦別のお墓に入ることは大きな問題はないでしょう。しかしながら、実家にお墓がない、お墓があっても祭祀承継者からの承諾を得られない方もいるかもしれません。そんな方の選択肢として新しくお墓を建立するといった方法があります。これなら自分のお墓なので、誰の承諾を得る必要もなく埋葬してもらうことができます。

自分でお墓を建立する場合は、子どもが管理しやすい墓地・霊園を選ぶこともできますし、自分の好みのデザインのお墓を建てられるというメリットもあります。

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③永代供養墓に入る

一般的なお墓では、建立した後の管理が気になる方もいるかもしれません。自分が建てたお墓に埋葬してもらっても、その後は子供がそのお墓を管理する必要があります。寺院にお墓を建てれば檀家になる必要もあり、お布施などの負担を子供に背負わせることにもなります。そんな負担を子供に背負わせたくないと考えている人に人気となっているのが永代供養墓です。

永代供養墓とは、寺院や霊園が永代にわたりお墓の管理、供養をしてくれるというものです。お墓を建てなくても永代供養をしてもらうことができます。

永代供養墓であれば、お墓を建てる費用も必要ありませんし、子供にお墓の管理をするなどの負担を背負わせる心配もありません。
実家にお墓がない、子供にお墓を管理する負担を背負わせたくない、できるだけ経済的な負担がない方法を選びたいという方に特におすすめです。

送骨供養といったサービスをご存じですか?

郵便局の宅配サービス『ゆうパック』を利用して、お寺や霊園にご遺骨を送り、納骨埋葬することです。受け入れたご遺骨を末永く供養してくれる新しい供養の形です。最近では『送骨供養』と呼ばれています。

ココがポイント

高齢の方や生まれ育った遠方の故郷にご遺骨を埋葬したいと考えていても、公共交通機関を使ってご遺骨を抱えての移動は大変ですよね。また、高額なお墓を持つことが困難な方や手元に置いてあった遺骨をどうしたらいいか迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

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④散骨をするという方法

厳密にはお墓ではありませんが、散骨をするという選択肢もあります。散骨とは、ご遺骨を粉末状にして、海や山などに撒く供養方法のことを言います。

そんなことをして法律では問題ないのかと思う方もいるかもしれません。散骨に関しては、法律的には特別な規制はありませんが、散骨をする際には2mm以下の粉骨をすることが条件になってくるようです。もし、ご遺骨と分かる状態で撒いてしまうと遺棄罪になってしまうため、注意が必要です。

また、散骨をする場所にも注意が必要です。登山が好きだった人であれば、好きな山に散骨をしてあげたいと考えるご遺族の方も多いのですが、その山の所有者の許可を得なければ散骨をすることはできないことになっています。

また、船で沖に出て、そこで散骨するのは最も問題がない方法とされています。島根県には国内唯一の散骨場があることをご存じですか?散骨をするために費用はかかりますが、トラブルなく散骨をすることができます。

「散骨島」で知られるカズラ島

隠岐は、島根半島から北の沖に位置しており、約180からなる群島を形成しています。隠岐群島には4つの有人島があります。一番大きくて円形をしているのが隠岐の島町です。さらに島前と呼ばれる西ノ島(西ノ島町) ...

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粉骨にする必要があること、散骨をするための条件について注意が必要ですが、お墓を建てる必要もありませんし、費用もあまりかからないことから、ご遺族の方にあらゆる負担をかけたくない方にとっては選択の一つになるでしょう。

散骨を行う専門会社に依頼をすることで、粉骨をしてくれ、散骨場所も問題ない場所で行ってくれるため、面倒な手間がないかもしれません。

⑤自治体や高齢者施設、市民団体などが運営する共同墓に入る

それ以外にも自治体や高齢者施設、市民団体などが運営する共同墓を希望する方もいます。どんな形態のお墓なのか、経営主体は公営墓地か寺院墓地かによっても、かかる費用は数万円から数百万円とまちまちです。

「共同墓」とは、生前から家族や親族などの地縁や血縁を超えたつながりで、お墓に対する考え方が同じ仲間同士が一緒に入るお墓のこと

一般のお墓を一戸建てとすると、共同墓はシェアハウスといったところです。これは、NPO法人などが会員を募り、家族に代わりこのNPO法人が共同で墓を建てて遺骨を守っていくというシステムになっています。企業や団体、老人ホームなどの高齢者施設などがこの共同墓を保有している場合が多いです。共同墓に入ったあとは、親族ではなく仲間がお参りをして見守っていくといったシステムになります

共同墓のメリット・デメリット

共同墓のメリット:「おひとりさま」向き。配偶者やこどもなどの継承者のいない人が生前から仲間作りができ、その仲間と一緒にお墓に入れる安心感が最大のメリットです

デメリット:NPO法人や企業、団体、老人ホームなどの高齢者施設などが解散してしまったら、お墓そのものがなくなることはないものの、仲間で遺骨を見守るシステムが崩壊してしまうということにもなりかねません

意思を祭祀(さいし)継承者へ伝えておきましょう

いくら生前に自分のお墓を準備しておいても自分で自分の遺骨を納骨することはできません。したがって、子どもや親戚、友人などに、なぜ別墓がいいのかを伝え、理解してもらったうえで、自分がどうしてほしいのかをあらかじめ話しておく必要があります。

子どもにとっては、もし、両親のお墓が2つになってしまったら、お墓の維持費やお参りの負担が増えることにもなります。そのうえで、準備を万全にするためにも遺言書では自分の思いを理解してくれた人を祭祀(さいし)継承者として指定しておくことをおすすめします。

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