時代でしょうか。今は、「無宗教」の家庭も増え、墓地や菩提寺がないという家庭も珍しくありません。宗派によって納骨の方法も違うでしょうが、無宗教の場合の一般的な納骨方法には決まりがあるのでしょうか?
一般的な納骨の方法
家族がすでに入っているお墓があるという方、普段からお世話になっている菩提寺や宗教者がいるという場合の納骨方法といえば、亡くなってから納骨までを菩提寺のお坊さんと共に進めていくという方法が一般的なようです。
お通夜・葬儀を行うまで
亡くなると、病院では「死亡診断書」が発行されます。そして、ここから葬儀を執り行う菩提寺や葬儀業者とのやり取りが始まります。まず、家族や近親者で葬儀を執り行う方が菩提寺、もしくは葬儀業者に連絡をすることになります。そして、納棺はいつどこで行うのかを決め、役所で死亡届の提出と火葬許可証を受け取るのが一般的です。続いて、自宅または葬儀場に納棺されお通夜が執り行われ、お通夜が終わると葬儀が執り行われ、いよいよ出棺、火葬となります。
火葬から納骨を行うまで
葬儀場から火葬場へと移り、荼毘に付します。その日に精進落としを行うことも一般的なようです。火葬後に収骨が行われて骨壺にお骨が収められることになります。
ここで納骨へと進む方法もありますが、四十九日の法要が終わるまで亡くなった方の自宅や家族の家にお骨を安置する方が多いようです。四十九日法要を執り行い、納骨となります。
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無宗教の納骨方法にきまりはあるの?
葬儀会社と相談しましょう
亡くなってから葬儀会社へ連絡し「無宗教での葬儀を進めたい」ということをあらかじめ伝えておくといいでしょう。最近では、葬儀場へ納棺されて親しい方々だけで1時間程度の告別式を行うことが多いようです。読経などの時間は無く、故人のスライドショーを流したり、参列者の献花、家族からの挨拶を織り交ぜながら執り行われているのが現状です。そして火葬し、参列者と精進落としをして終了、納骨は家族で後日進めていくことが多いです。
石材店と墓所に連絡
無宗教での葬儀や納骨を希望する場合、四十九日などは気にせずに納骨を行うケースが多いです。墓所の手配をし、必要であれば墓石を用意するため石材店へも連絡した上で納骨を進めていくことになります。墓所に連絡後、納骨の日取りを決めることになります。納骨の日取りに合わせて墓石などを用意する場合は、石材店への手配も同時に進めていくとスムーズです。
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今、注目の納骨方法
菩提寺を持たない場合、新たな納骨の方法や手段は増えています。「霊園へ納骨する」「永代供養を申し込む」「納骨堂へ納骨する」といった方法がかなり一般的になってきました。
霊園へ納骨する方法
「霊園」は、一般的なお墓に最も近いスタイルです。今までの一般的なお墓とは、お寺にあるお墓へ納骨するというものになりますが、霊園はお寺が管理しているものもあれば、都道府県や公営団体が管理しているものもあります。つまり、霊園とは「納骨ができる公園」だといえるでしょう。
永代供養で納骨をする方法
永代供養とは、お墓や遺骨の管理を寺社に任せるという供養の形になります。遺骨は、一定期間が過ぎたあと、合同墓地に埋葬する場合と、最初から合同墓地に埋葬する場合があります。自分で管理する必要がないため、お墓から遠くに住んでいる方や後継者がいない、もしくは後継者にお墓のことで迷惑をかけたくない人にはとても人気がある形態です。
納骨堂へ納骨する方法
納骨堂は「室内にあるお墓」といったイメージです。ビルの中などにある納骨堂も増えており、個別に納骨のスペースが設けられています。仏教の宗派によって納骨堂を選ぶことができ、無宗教でも入れる納骨堂もあります。室内にあるため天気に左右されず、いつでもお参りが出来るといったことが最大のメリットといえるでしょう。
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心の整理や相続問題、お墓の準備など、ご家族の事情によって納骨に適する時期は様々です。一番良い時期はいつなのか、家族や親族とよく話し合って決めることが大切です。故人のためにも、遺されたご家族にとっても、「納骨」を行うことで大切な区切りになるのかもしれません。