お墓に関すること

納骨堂の費用・種類・特徴とは

納骨堂っていったいどんなものなのかしら?
納骨堂とは、他人から委託を受けて亡くなった方のご遺骨を納骨するための室内のお墓のことです
誰でも利用できるの?
それが、誰でも利用できるとはいえません。色々と取り決めがあるようです。では、納骨堂について少し説明しますね

納骨堂の種類

納骨堂には4つの種類がある

ロッカー式

棚・位牌タイプ

仏壇タイプ

自動搬送型

永代供養型

中には室内でも墓石をおいている納骨堂もありますし、上段に仏壇や位牌をおいて下段にご遺骨をおくような「納骨壇」タイプのものもあります。室内でご遺骨を置いておける場所ということになります。

ロッカー式

コインロッカーのような形をしている納骨堂で、一つひとつのロッカーに骨壺が収容されることになります。シンプルなものからきらびやかな装飾が施されているものまでデザインはさまざまです。カギをかけることができ、ロッカーの中には骨壺のほか、故人の形見などを入れておくこともできます。手前にお花を供えるスペースのあるタイプや、共有の礼拝スペースで故人に手を合わせるタイプなどがあり、使用するスペースの広さや契約年数によって価格が変わります。20~50万円程の価格になるようです。

棚型・位牌タイプ

棚型の納骨堂は、扉のないロッカーのような形をしています。または、個人スペースがなく、棚に骨壺が並んでいるだけという場合もあります。寺院内などに設置されていて、身寄りのない人の遺骨なども預かることも多いため、購入するというより、事情がある人の遺骨を預かる場所ともいえます。10~20万円程の価格になります。

仏壇タイプ

仏壇型は、扉が二段に分かれていて、上段が仏壇スペース、下段が納骨スペースとなっています。1人用、2人用、家族用などがあります。納骨壇全体のスペースの広さや上段の仏壇スペースなどから価格が変わります。コンパクトなタイプは50万円、一般的なタイプは100万円、高いものでは150~200万円程の価格となっています。

個別スペースごとに仏壇が置かれています。仏壇下部に骨壺を置くことも可能。仏壇に位牌を置ける納骨堂があるため自宅に仏壇を置くことができない人にも最適といえます

自動搬送型

納骨堂内に設けられたお参りスペースに、骨壺が自動搬送されてくるシステムになっています。普段は、お参りスペースの裏側などに骨壺がぎっしり並んでいて、お参りスペース内に設けられた機械にIDカードなどをかざすと、自動的に骨壺が選ばれ、機械によってスペース内に運ばれることになります。納骨堂の中では、高めの価格となっており、1人や2人用で80万円前後、家族用で100~200万円程です。

永代供養型

また、永代供養型の納骨堂もあります。屋外の永代供養墓と同様で、初めから合祀されるタイプと、最初は個別スペースを設けておいて契約期間が済んだら合祀となるタイプの2種類があります。合祀墓も、同じ納骨堂内に設置されているケースがほとんどですが納骨堂を経営している寺院の合祀墓に埋葬される場合もあります。

納骨堂は、故人の遺骨を納めるための収蔵スペースを備えた建物のことで、運営母体によって、納骨堂の種類もさまざまですので、慎重に選ぶことが必要です
運営母体って何ですか?
では、運営母体について説明しますね

運営母体について

納骨堂の運営母体は大きく分けて3つあります

納骨堂の運営母体

  • 寺院が運営、管理を行っている「寺院納骨堂」
  • 自治体などが運営、管理を行っている「公営納骨堂」
  • 宗教法人などが運営、管理を行っている「民間納骨堂」

「寺院納骨堂」
お寺が寺院内に建てている納骨堂のこと。寺院でお墓を建てる場合は檀家になる必要があったりしますが、納骨堂は檀家にならなくても利用できるところが多いです。寺院のため、普段の供養や法要、永代供養についても安心して任せられるといったメリットがあります。

「公営納骨堂」
各都道府県や市町村などが運営・管理を行っています。利用料が比較的安いため利用申込みが多いようです。しかも、公営納骨堂は各自治体が条件を定めているため、条件を満たした人しか利用申込みができないので一度、各自治体へ問い合わせることをおすすめします。人気の公営納骨堂では抽選になることもあります。

「民間納骨堂」
宗教法人や社団法人、財団法人などが運営し、民間企業が管理を行っています。プランが豊富で、内装や設備も充実している納骨堂が多いです。

費用について

永代供養にする場合と納骨堂で供養する場合、金額はどれくらい違うのかしら?
形式によって金額が違うので、参考にしてみて下さいね
形 式 概 要 価格の相場

永代供養

合祀型 初めから合祀される 10万円~30万円
個人墓つき永代供養墓 契約期間内は一般墓の形、

契約期間が切れたら合祀される

70万円~150万円

納骨堂

ロッカー型 カギのかかるロッカータイプ 20万~50万円+年間管理料
棚型・位牌型 扉のない棚タイプ 10万~20万円+年間管理料
仏壇型 上部が仏壇、下部に納骨するタイプ 50万~150万円+年間管理料
自動搬送型 自動的に骨壺が搬送されてくるタイプ 100万円前後+年間管理料
合祀型 初めから合祀される永代供養タイプ 10万円~30万円
納骨堂であれば、一般的な一人用の費用の相場が10~50万円前後といわれているようです。しかし、一人用ではなく複数ないし家族用となると100万円を超える納骨堂もあるようです。収骨するのに契約期間が定められている場合には、期間を更新する際に費用がかかるところもあります。さらに永代使用するならプラスして費用がかかる納骨堂もありますので注意してくださいね

ココがポイント

いずれにしても、屋外のお墓をメンテナンスする費用とか、檀家としてお寺に払い続ける費用を考えれば、納骨堂の方が断然費用が安く済むと言えるでしょう

だから最近、納骨堂を利用して供養する方が多いのですね!納骨供養のほかに何かありますか?
納骨供養と同様にお墓を建てずに供養のできる方法があります。それが今話題の供養の方法『送骨サービス』になります。聞いたことのない方や不安に思う方はぜひこの機会にお問い合わせください!

送骨納骨システム

参考 送骨に関してのQ&Aはこちら 送骨システムってなに? 送骨とはゆうパックなどの配達サービスを利用してお寺や霊園に遺骨を送りそのまま納骨してもらうことです。 納骨先のお墓の形態は様々ですが、お寺・ ...

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送骨は永代供養になるので、一度手続きをすればそれっきりとなります。どうぞ、これを機会に送骨サービスを利用してみませんか?

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