カロートのタイプ
カロートのタイプ
・地上に存在する地上タイプのもの
・地下に存在する地下タイプのもの
地上タイプ
地上カロートは、墓石の下と地面との間に御影石製の箱を設けており、この場所に遺骨を納めた後、観音開きを閉めることでカロートを閉じることになります
・メリット:風通しが良く結露しにくい
・デメリット:お墓の高さが非常に高くなってしまうため威圧感がでてしまう
地下タイプ
地下カロートは、お墓の下に大きな穴を掘ってコンクリートを流し込み、遺骨を収納する空間を作って拝石や花立香焚でフタをすることになります
・メリット:昔ながらの墓地と同じ外見で圧迫感がない
・デメリット:カロート内部が結露しやすい
現代の主流は
地下カロートが多いようです
カロート内部の構造
・一段カロート:最も一般的なカロートの構造。カロート内部が棚などの無い広い部屋になっており、そこに骨壺を納めます
・二段カロート:カロート内部が石やコンクリートでできた棚によって2段に仕切られているタイプになっています
・三段カロート:カロート内部が石やコンクリートでできた棚によって3段に仕切られているタイプになっています
※「一段カロート」では骨壺が4つ、「二段カロート」では骨壺が8つ、「三段カロート」では骨壺が24個分入るといわれています
カロートがいっぱいになった
先祖代々の骨壺でカロートがいっぱいになってしまい、新しい遺骨を入れることができないときはどうすればいいでしょう?
カロートの中身がいっぱいになった時対処法
- 古い骨を骨壺にまとめる
- 骨袋や粉骨を利用する
- 新たにお墓をつくる
- 土の上に埋める(カロートの下が土の場合)
- 永代供養に回す
古い骨を骨壺にまとめる
骨壺の中のお骨は時間の経過とともに溶けてしまいます。50年以上経過した遺骨はお骨の体積が最初の半分以下になっている場合も少なくないため、先祖代々の遺骨をまとめることも可能です
骨袋や粉骨を利用する
骨壺がスペースを取る場合は骨袋を利用する方法もあります。また、ご遺骨の形を保たなくてよい場合は、骨を細かく砕くことによって(粉骨)、体積を減らして納骨することも可能です
新たにお墓をつくる
お墓を新しく建てるには300万円前後の費用がかかります。新しくお墓をつくり、入らなくなった骨壺はそちらに納骨していくのも一つの手段ともいえます
土の上に埋める(カロートの下が土の場合)
カロートの下が土でできている場合は、三十三回忌が終わった遺骨から順に土に還していくこともいいでしょう。骨を撒くことに抵抗感がある場合は、お骨を素焼きの壺に移してから埋めることで同様に土に返すこともできるようです
永代供養にする
お寺がお骨を永代にわたって供養してくれるサービスを「永代供養」といいます。遺骨は他の永代供養を受ける遺骨とともに永代供養墓に入ることになります
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永代供養について
超高齢化と核家族化が進み、先祖供養のあり方についてもさまざまな考え方が出てきている中、もともとお墓や仏壇を持たない人やお墓や仏壇があっても継承者がいない、といったときの新しい供養の仕方が「永代供養」に ...
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送骨供養について
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送骨納骨システム
参考 送骨に関してのQ&Aはこちら 送骨システムってなに? 送骨とはゆうパックなどの配達サービスを利用してお寺や霊園に遺骨を送りそのまま納骨してもらうことです。 納骨先のお墓の形態は様々ですが、お寺・ ...
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送骨を利用する際に知りたいこと
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【送骨に関して】ご質問にお答えします
誰でも利用できますか? もちろん、どなたでも利用できます!そして宗旨、宗派、国籍も関係ありません。送骨は郵送になるので日本のどこからでも利用ができます 遺骨を送るときの宅配会社はどこでもいいですか? ...
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